岩国市錦町・津和野街道
写真は29年5月13日に行われた「津和野街道早駆け大会(今回のコースは、全長97km高低差約950m)」の風景です。岩国市錦町大原の上にある「島ノ谷集落」を駆け下りているランナー(女性)です。
津和野街道とは、
廿日市市と津和野町を結ぶ江戸時代の脇街道で、伊能忠敬の計測では18里18町2間(約73km)とのこと、この場所は最大の難関である「生山峠(標高960m)」を越え、標高700mくらいの位置となります。
街道は津和野藩の参勤交代の道として有名ですが、明治初期のカトリック弾圧では、浦上キリシタンの重要な人物とその家族が流配された殉教の道としても知られています。
島ノ谷を降りると「大原集落」、津和野藩の参勤交代では最も重要な本陣が置かれていた宿駅です。山口県(長州)の区間は10km前後と短いのですが、江戸時代には口屋番所が数ヶ所あったと言われます。
羅漢山(標高1,109m)を見上げますと、左山の頂上に鉄塔が見えますが街道はその右を通過しこの場所に、ここより宇佐郷に下ります。
現在は壊れてありませんが、津和野街道は宇佐郷の願行寺さんの横から吉賀町星坂に続きます。現在では壊れてありませんが、願行寺さんの横にあった津和野街道の説明です。
Hirokane
津和野街道の公式サイトです。